夫婦連名の場合、実父なのに義父と書く場合もある
喪中である場合は礼儀として喪中はがきを出す必要があります。
喪中はがきの文例はたくさんありますが、
亡くなったひとの続柄(つづきがら)が義父や義母の場合、
どのように書くのか(特に夫婦連名の場合)わからなかったので、
調べてみました。
基本的な考え方
夫婦連名で出す場合の続柄は、差出人の一人目の方からみた書き方とします。
配偶者の父親を「義父」母親を「義母」で問題ありません。
夫が妻の父親を「岳父」と書くこともありますが、
使い方にクセがあるのでよく調べて使ってください。
分かりやすい表現は、「妻の父 田中一郎が~」とどちらの親かを明示しフルネームで書くことです。
文例
1)亡くなった方が、妻の父で田中和夫 さん
夫婦連名が佐藤浩二・さつき さん の場合
失礼させていただきます
義父 田中和夫が七月十九日に九十六歳で永眠しました
ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に
明年にも変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
平成二十九年十二月
佐藤 浩二
さつき
2)亡くなった方が、妻の父で田中和夫 さんと
夫の父で佐藤義久さん、
夫婦連名が佐藤浩二・さつき さん の場合
失礼させていただきます
義父 田中和夫が七月十九日に九十六歳
父 佐藤義久が八月五日に九十八歳で永眠しました
ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に
明年にも変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
平成二十九年十二月
佐藤 浩二
さつき
・故人をふたり並べる場合は、先に亡くなった方を先に書くようにします。
喪中はがきの知識
喪中はがきの考え方
通常、親・兄弟・子供などが年内に亡くなった場合は、
「喪中なので、年賀状は出せません」という知らせ、
「喪中欠礼はがき」を出します。
これが、喪中はがきの基本的な考え方です。
誰が亡くなったときに出す?
※二親等以内の親族が一般的な範囲です。
・一親等以内:配偶者、父母、子
・生計を共にしている二親等:祖父母、孫、兄弟姉妹
ただし、この考え方でいえば、生計を別にする兄弟は入らなくなってしまいますが、
兄弟姉妹が亡くなった場合は、喪中はがきを出す場合が多いようです。
いつ出す?
年賀状を辞退する・出さないことを先方に伝えるわけですから、
11月~12月初旬には届くように出しましょう。
切手について
弔事用の切手(62円)がありますので、
喪中はがきにはこれを使いましょう。