中秋の名月の意味や英語表現は?
中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)と十五夜(じゅうごや)の
違いを知っていますか?
なんとなく「9月に満月を観るイベント」と
思っていませんか。
私もよくわからないことがあったので
調べてみました。
中秋の名月と十五夜の違いは?
結論からいうとイベントとしては同じです。
ただ、言葉の意味は微妙に違います。
まず、十五夜には大きく分けてふたつの意味があります。
(1)陰暦15日の夜
(2)陰暦8月15日の夜
次に「中秋」とは陰暦の秋(7、8、9月)の真ん中、
つまり、陰暦8月15日のことです。
なので、中秋の名月とは、
「陰暦8月15日の月」のことです。
なお、「仲秋の名月」という言い方もありますが
「陰暦8月の月」と解釈もできますので、
「中秋の名月」がより正しいと考えてください。
通常の暦ではいつになるのか
日本では現在、太陽暦が使われていますので、
いろいろと差が発生してきます。
基本的には秋分(八月中)を含む陰暦月の15日の夕方に出る月が
中秋の名月です。
1年ごとに約11日前に、うるう月が入ると約1か月後ろにずれていきます。
秋分の日は9月22 or 23 or 24日ですから、
中秋の名月は9月7日~10月8日のいずれかになります。
ちなみに、2017年の中秋の名月は10月4日(水)となります。
また、陰暦で15日は満月ですが、太陽暦に変換したとき
差が発生するので、中秋の名月は満月とは限りません。
最大2日の差が生じます。
しかしながら、見た目はほぼ満月です。
中秋の名月の英語表現
英語の表現では、秋分に一番近い満月を収穫月と呼び、
「Harvest Moon」
と書きます。
まとめ
中秋の名月とは旧暦の8月15日の月のことです。
十五夜は旧暦の毎月15日の夜のことですが、
通常は旧暦の8月15日の夜を指します。
中秋の名月は満月とは限りません。
中秋の名月は英語表現で「Harvest Moon」です。